UDON

普段は邦画は全く見ないのだが,なんとなく見てみたくなったのでUDONを見てきた.邦画を映画館で見るなんて,職場の人々と行った「踊る大捜査線2」以外に記憶に無いな…

で,肝心の内容だが,シナリオ的には題材は蕎麦であってもラーメンであっても別に何の問題もないように思える.ただし,俺は本場の讃岐うどん屋に行ったこともなければTVとかで映像を見たこともないので,現地のうどん屋の様子などについては「へー,こういう感じなんだ?」という意味で興味深かった.それと,香川の小学校って給食で毎回うどんが出てるワケ?っていう衝撃はあった.あれってホントなのかな?
おそらく本広監督は,そういう地元の生活における讃岐うどんの密着度みたいなものの描写を指して「ソウルフードとしての讃岐うどんを描いた映画」って言ってるんだと思うが,そんな大層な映画か?という気がしなくもないような…
内容とは関係ないが,アチコチのシーンでカット割にメチャメチャ違和感を感じた.もしかすると「トリック」とかと同様に意図的なものかもしれないが,そういう意図的なものとも思い難い微妙な不自然さが気持ち悪かった.それと,途中のコミック調のシーンが…まぁコミカルな雰囲気にしたいのはわかるが,あまりにも無理があるな.ああいうのを入れちゃうバランス感覚が,ちょっと「えぇ〜?」という感じだ.別にあんなシーン入れなくても良いと思うんだが.

あと,さり気なく小西真奈美が途中からメガネを使わなくなってるのが「おいおい」って思った.最初,あれだけメガネっぷりを強調してたんだから,せめて何か説明を入れるのが筋ってもんだろ.