The Pursuit of Happyness

The Pursuit of Happyness(邦題:幸せのちから). 米国ってホントこういう話が好きだねぇ.実話ってとこがポイントなんだろうか.以下ネタバレを含む.


正直,俺はあまりピンと来なかった.ピンとこない理由は,

スタート時点で主人公が貧乏なのって,そもそも自分で蒔いた種じゃないかという感じが…

(これは映画の責任ではないが)「証券会社が見習い20名を無給で雇い,半年後に1名だけが正社員になる」という制度自体に大きな問題(違法性)を感じる.

しかも,見習いのはずの20名に会社から営業の電話をかけさせまくってる.当然,営業時には社員と名乗ってるわけで,これって問題じゃないの?

見習いから採用される審査の内容が,結局は営業の売り上げだけで決まってるあたり,やっぱり無給の営業部隊としてコキ使っているだけにしか見えない.

主人公が残れたのも,たまたま運良くつながりのできたCEOからの人脈で太い客を大量に契約したというだけの理由で,あまり本人の才能とか努力とかいう感じがしない.

ってか,むしろ主人公が普通にバカにしか見えない点が多々ある.

だいたい,主人公が売ろうとしてる装置,ありゃ何だ?本当に画期的かつ高性能な精密機器だとすると,あんなガンガン振り回して運んでる時点でおかしいし,技術屋でもない主人公がバラして故障を直せるなんて何か変じゃないか?

Maid in ManhattanJennifer Lopezと同様,貧乏ぶってるシーンを見る度に「でもWill Smithってもはや大金持ちじゃん」…という気が沸き起こってくる.ま,金が手に入ると,次は名声(=オスカー)が欲しくなるわけやね.

という感じ.