スティール・パートナーズ

スティール・パートナーズが「日本の買収防衛策は世界で最悪の防衛策だ」とかアホアホなことをぬかしているそうな．それを言うなら，貴様等の買収案は世界で最悪の買収案だ．

こういうクソな会社による買収のリスクが出てくる（→クソ会社への対策をするために無駄なコストが生じる）のも，要は経済のグローバル化が進んだことの弊害なわけで，基本的にはしょうがないことだ．しかし「日本の防衛策は主観的．経営陣と取締役会が同一で説明責任が果たせず，他の国なら違法だ」なるバカ丸出しの言い分はどうなのかね？日本の企業を買収したけりゃ日本の法律に従うのが当然なわけで，他の国で違法かどうかなんてことは全く関係無いだろうに．

まぁ文句を言いたくなる気持ちもわからなくはない．ちょっと前に何の防衛策も無い羊の群れを発見して，せっかく喜び勇んで「全部喰い尽くすぞ！」と乗り込んでいったわけだ．ところが，いざ手を出そうとしたら次々と防衛策が導入されていって手出しができなくなってきたのが現状であり，目の前の御馳走がどんどん失われていったら文句の一つも言いたくなるというものだろう．しかし「法律にさえ触れなければ，自らの利益を最優先にして何をやってもいい」という方針も米国から導入された考え方なわけだし，そもそも買収される側が何の対策も講じないとでも思っていたのだろうか？こういうバカが手元の資金を嵩に市場を引っ掻き回すのは，ホントに勘弁して欲しい．イスラム教じゃないが，こういう「資金を使って他者の資産・資金を奪い取る」みたいな商売は何か規制して欲しいよなぁ．

＃…と言いつつも，日本で導入される買収防衛策が「…」なものであるのも明白な事実なのがアレだが．