I am legend

"アイ・アム・レジェンド (I am legend)".前半が非常に良くできているが,後半は最悪だった.トータルとしてはダメ映画だな.

そもそも,リメイク(正確には,原作となる古典的SF小説の映画化として3回目の作品)ということで大筋は既に知っていたのだが,「Will Smithが会見で結末をうっかりバラして大騒ぎ」なんて出来事もあったので,「きっと凄い結末が待っているに違いない」と思っていたのだが…ええと…CMで流れてる映像からも明らかなことしか書かないつもりだが,一応,以下はネタバレの可能性アリ.

以下,白文字.
要は,ウイルスの影響で人類がヴァンパイア化というかゾンビ化というか,とにかく化け物になってしまい,主人公は最後に残った一人っていう設定.前半は化け物はほとんど出てこないで,孤独と戦いながら無人のマンハッタンで生活してる姿を描いている.映像も表現方法も素晴らしく,その先の展開の期待が高まる.
その後,映画の当然の流れとして化け物と対峙するような展開になるわけだが,ここからはバイオハザード的な展開.っつーか,あのCMから,こんなショボいB級ホラーな映画を予想して来る客がどれだけいたんだろうか?(さすがに激しく血みどろとかのグロ映像は無かったように思う)しかも,問題の結末については「…え?」という感じ.はっきり言ってショボい.あり得ねぇ.これだったら,映画1作目と同様,そのまま映画化した方が良かったんじゃないか?
期待が大きかっただけに,めちゃめちゃガッカリ映画だった.