John Rambo

ランボー 最後の戦場(原題: John Rambo).

ビミョー!!!

1作目の泣けるストーリーから,回を重ねるごとにトンデモ映画になっていった本シリーズ.本作にマトモなストーリーは…あるといえばあるし,無いといえば無い.ってか,これって「ランボー」として作った意味あるのか?と思うものの,逆に「ランボー」じゃなかったら成立しない映画だとも思う.正直,これが2作目か,せめて3作目だったら良かったと思うが,あの「ランボー3」の次にこんな映画を出されてもねぇ.

しかも,ぶっちゃけランボーらしいアクションシーンもほとんど無いし,スタローンの体力的にもランボーはもう無理だったとしか思えないぞ.ま,基本は最後のあのシーンのために撮った映画ということなんだろう.

以下,本作の公開プロモーションで明らかになって,ちょっとビックリした事実.

1作目では,実はランボーは明示的には1人も殺していない. …たしかに言われてみれば,そんな気もする.シナリオを書く時点で,「ランボーを単なる殺人鬼にしない」ということで,そういう方針になったらしい.

1作目の最後にランボーは死ぬはずだった. …え,マジっすか??原作の小説では,たしか普通に警官に射殺されたはずだが,映画では自殺する予定だったそうな.ところが試写会で「これじゃランボーが悲惨すぎる」と不評だったため,変更になったとか.あの悪名高きハリウッドの試写会制度って,当時すでにあったのね.で,本作ではボツになった自殺シーンの映像がフラッシュバックで使われている…らしいが,暗すぎで何が何だかわからなかった.