ラスベガスをぶっつぶせ

"ラスベガスをぶっつぶせ" (原題:"21")

原題と比べて悲しいレベルで陳腐な邦題は何なんだ… という話はさておき,前評判では「最後に痛快な展開があって…」みたいな話だったが,映画としてはフツーな話にしか思えなかった.というか,

  • 「主人公はMIT在籍の数学の天才で,そいつの数学の才能を使ってブラックジャックでボロ儲け」みたいな設定なわけだが,作中のカウンティングは記憶力と集中力さえあれば小学生でもできるレベル.
  • そもそも「数学の天才」っぷりが全く表現されてない.強いて言えば(CMでも使われていた)暗算の場面だが,あれって「数学の天才」っていうよりは「ソロバン何段」みたいな能力では?

と,設定の時点で違和感がありまくり.まぁ,実在の人物は本当に数学の天才だったんだろうし,それを本気で描写しても観客が理解できなくなっちゃうんだろうけど.

ちなみに本当は主人公達はアジア系(インド,中国など)のヲタ連中だったそうな.