かけひきは、恋のはじまり

George ClooneyとRenée Zellwegerという,俺的にはビミョーなキャスティングのラブコメ映画"かけひきは、恋のはじまり (原題:"Leatherheads").

何がビミョーかというと,単に「オレはRenée Zellwegerがあまり好きではない」というだけの話なのだが,見てみると予想以上に「…」という感じだった.ああいう昔の雰囲気を出せて,しかもコメディ向きな女優っていうと,たしかに選択肢はほとんど無いと思うが,それでもちょっとなぁ…

映画の内容的には,コメディだから笑えるシーンもそこそこあるのだが,ちょっとセンス古くね?という印象.そういう懐古的なコメディを撮りたかったんだろうから,しょうがないわけだが.

そもそも当時のアメリカの雰囲気とか知らんので,けっこう「へー」という感じの内容も多かった.オヤジに聞いた話では,日本も昔は「六大学野球が一番人気のスポーツで,プロ野球なんて誰も見てない」という時代を経ているらしいが,まさにそんな感じで,カレッジ・フットボールしか人気が無く,始まったばかりのプロリーグは全然人気が無いという時代.禁酒法の時代でもあるし,第一次大戦後でもあるので,なかなかネタに事欠かない時代だなぁとか思う.日本で言うと幕末みたいなもんか?