Alatriste

どの映画で見てもオレにはアラゴルンにしか見えないヴィゴ・モーテンセン主演の "Alatriste".

スペインでは有名らしい,17世紀を舞台にした小説の実写映画化だそうな.まぁストーリー自体は面白いといえば面白いのだが,どうも原作がかなりの長編orシリーズ物らしく,映画の尺に収めることに明らかに無理がある…という意味で失敗作にしか見えない.

15分おきくらいに状況が二転三転するので,ほとんど「連続テレビドラマの総集編」みたいな雰囲気だ.おそらく原作の見所を取りこぼさないようにしたのだろうが,死んだのかと思った次のシーンでは既に治癒も終わって元気に生きてたりして,非常に見辛い映画だった.素直に前編・後編みたいにすればもっと普通に楽しめただろうに.ヴィゴの熱演(しかも全編スペイン語)が勿体ない…