今日の映画:Lord of War

Lord of War(邦題:ロード・オブ・ウォー)。まぁ、予告編などで紹介されてる通りの内容で、それ以上でもそれ以下でもない。最後はハリウッド映画の典型パターンから外れてた気もするが、特にビックリするような内容もなく、という感じ。

上映前の予告編で、Munich(邦題:ミュンヘン)、Syriana(邦題:シリアナ)、Jarhead(邦題:ジャーヘッド)と連発で流れたのが興味深かった。その他に輪廻なんて邦画ホラーの予告編も流れていたが、ハッキリ言って浮いていた映画館としては「来てる客が興味を持ちそうな映画」を紹介するわけで、こういう傾向になるのは当然かもしれない。しかし、同一時期に米国でこういう映画が次々と製作・公開されるというのは、言うまでもなく中東の現状や、米国の単独主義に対する反発の表れであろう。

ちなみに今日見たニュースによると米国では57%の国民が撤退に反対らしい。ずっと「911テロの黒幕はフセインだった」と心の底から信じてた上に「イラクには大量破壊兵器があって、米軍により発見された」とまで思っているバカ国民が多数いたような(そして現時点でも相当数いるはず)国だから、今でも純粋に駐留に賛成しているヤツも大勢いそうな気がするなぁ。しかし、ここまで混乱を作っておいて、このタイミングで即時撤退しちゃったら、さらに無責任な行動にしか見えないのは俺だけだろうか?結局、深い考えも無しに「フセインさえやっつけりゃ、後はどうにかなるだろ」という全面的に能天気な考え+個人的怨恨+自分の会社の利益のために進軍したブッシュのせいで全世界が混乱してるわけで、この全世界に対する責任をちゃんと取って欲しいものだ。今頃になって「進軍したときの証拠は間違いでした、テヘッ」みたいなこと言われても、「遅ぇーよ!」としか言いようがない。



全く関係無いが、今 MTV Japan でGeorge Michael特集やってるみたいで、"Faith"とか"Last Christmas"とかが流れてた。懐かしいなぁ…この頃は世界の憧れの男性だったのにね。