年越し

年越しは、何となく今まで見逃していた王の帰還を借りてきた。ちなみに1作目は当時米国からうちの職場へ留学してきてたHさんの家で、同居人とかその彼氏とか数名でDVDを見た。2作目はケーブルTV等の消極的手段で何度か見た。という感じで、実は本シリーズは自発的には1度も見ていない上、映画館でも見たことがない。今まではあまり感じなかったのだが、今回は見始めてしばらくで「あぁ、やっぱ映画館で見といた方が良かったかなぁ」と思った。

ちなみに今回借りてきたのは「スペシャル・エクステンデット・エディション」なるバージョンで、最近ありがちな「映画公開時にカットされた映像を加えたバージョン」だ。ということで、ただでさえ長い作品が、より長くなっている。当然、長いことは覚悟の上で借りたのが、それにしても長い。だって250分だもん。…ええと…250分って4時間超じゃないですかっっ!!DVDだから一時停止し放題だけど、映画館だったらトイレ我慢してパニックになってるよ。駐車券3時間もらってもまだ足りないし。ということで、前言撤回。映画館で見なくて良かった。(注:映画館バージョンは3時間ちょっと)

映画そのものへの感想はamazonでもイロイロ書かれているようだが、やっぱり最後の方はタルい。ただし、15年前に原作を読んだ時には、そもそも「3巻がまるごとタルい。っていうか、3巻イラネ。短くして2巻にまとめてくれ」みたいな印象だったので、それに比べりゃかなりマシだろう。

スタッフロールが流れてるのを放置してblogを書き始めたのだが、いつまでも終わらないので調べたら、スタッフロールだけで20分も入ってる。もしや原作風に年表とか表示してるんじゃなかろうか、と思ったが、さすがにそんな暴挙には出なかったようだ。(注:俺が昔読んだ版の「指輪物語」は「王の帰還」の下巻の後半は年表になっているという原稿料をボッタクったとしか思えない作品で、油断して読んでいると本の半ばで話が完結してビックリ、というものだった。)

まぁ色んな意味で大作だ。とりあえず見て良かった。とてもスッキリした気分だ。体力と時間の余ってる人にはお勧め。できれば3作を連続で見てみたい気もするが、それやってる間にジャック・バウアーだったら容疑者2,3人は殺した上に政府高官も1人くらいは殺されてるよなぁとか考えてしまうので、きっとチャレンジすることは無いだろう。