結局そのオチかよ!

数日前のITMediaのコラムで男は本当にメカメカしいものが好きなのかというものがあった.要は,「男性が好むゴツゴツしたデザイン」「女性が好む丸みを帯びたデザイン」みたいな性差ってホントに存在するのか?みたいなヨタ話なのだが,個人的に全く同じ疑問を抱いていたので,非常に興味深い話題だ.

例えばSONYは昔の「AV機器=男の趣味=角張ったデザイン」という枠組みの中での先進的デザインに優れていたが,逆にそこからの脱却に多大な時間を要したと言えるだろう.一方,Appleは(iMac以来,ほぼ全ての製品で)既存メーカーとは全く違う方向性からのデザインを打ち出している.その代表例がiPodだと思うのだが,あれは昔の基準で言えば女性的なデザインと言えるだろう.こういうデザインが世に広く受け入れられるあたり,デザインの中性化が進んでいることは明らかであろう.(しかし,Appleの製品群の中でもノートPCのデザインのやる気の無さは何なのだろうか?)松下は5,6年前の低迷時にデジカメやレッツノートのデザインを一新したが,昔の傾向と最近の流行の調和みたいな落としどころを巧く突いたデザインに感じられる.まぁさすが松下という感じだ.逆に東芝のノートPCなぞは「うちは法人に売れればいいんだもんね」みたいな開き直りにすら見えるが…

という話はさておき,そのコラムの最後のオチが結局ガノタ系のネタで,ちょっと「え〜?!」という気分になった.