The Jacketを横浜で

昨日書いた「他に見たい映画」の1つ,The Jacket(邦題:ジャケット)を見に,初めて109シネマズMM横浜へ.

109シネマズMM横浜は,Blitz横浜も入ってるGento横浜とかいう施設内にある.Gentoは実家から通勤してた頃に建設中だったのだが,あの頃には何もないエリアで,広大な空き地のど真ん中に高島駅(地下にある)へ降りていく入り口だけがポツンと存在するシュールな風景だったものだ.ま,今でも相変わらず空き地だらけのエリアだが,日産や日立の本社が移ってくるし,ショッピングモールの計画もあるので,将来的には栄えるんだろう.俺が通勤してた頃に比べれば人通りもあるようになった.15年くらい前にスカイビルを建て替えていた時なんて,(スカイビルから隣の小さいビルに移って営業を継続してた)ウィンザーにガット張替えに行ったりすると,横浜東口で地上を歩いてる人間なんて皆無だったものだが.随分と変わったものだなぁ.でも,あの人々はどこに向かって歩いてたんだろう??全員Gento??

109シネマズは,DLPデジタルシネマとかいう装置を使ってるそうで,(おそらくデジタルデータ+DLPのプロジェクタということだと想像したが,正確には知らない),たしかにフィルム傷のノイズも無く,綺麗だった.シートもちょっと大きめな気がする.という感じで,設備としてはかなり良かった.もっと近所にあれば,ホームグラウンドにしたいところだ.しかし,上映前の予告編が15分もあったのにはゲンナリした.(俺の知ってる限りでは10分が普通)いくらなんでも長すぎだ!そしてカポー率が非常に高いエリアで,映画館以外もヤングなカポーばかりだった.ビックリしたのは,21:00過ぎになっても売店に行列するくらいにカポー客がいたことだ.普通の映画館は,例えば台場メディアージュ六本木ヒルズみたいなエリアでも土曜以外のレイトショー(20:00以降)になれば空いてるのに,この活況ぶりは何なんだ?昨日,某百貨店の店員と消費者動向について世間話をしたのだが,横浜の商圏は広がり続けてるらしい.もうすぐ横浜の時代が到来か?

あ,映画について全然書いてなかった…ええと,とりあえずDominoの時と同様でKeira Knightleyは相変わらず最高だ.なんかアカデミー賞ノミネート以降は高飛車になったとか,パイレーツ・オブ・カリビアンの撮影現場でも雰囲気が悪いとか,イロイロ悪い噂も流れてるが,別に知り合いじゃないから俺には性格なんて関係無い.Adrien Brodyもハマり役だと思う.

しかし,売り文句の「ジャンル分け不能な映画」ってのは,どっちかっつーと「中途半端な映画」の方が合ってる感じがした.サスペンスっぽく見せてそうでもないし,SFっぽいけどそうでもない.で「あぁやっぱり恋愛モノなのね」みたいな映画.しかもベタな話だから最後のオチは一瞬で読める.ま,バタフライ・エフェクトと似て異なる映画って感じかな?しかも不必要にショッキング映像を見せてる気がした.もうちょっと平和な感じの映像で作った方が良かったんじゃないのかなぁ.それでも,有りか無しかでいえば個人的には全然有りな映画だったけど.