最近のアルバム

久しぶりに,ここ最近聞いてるor聴いてたアルバムについての感想.

"Pop Radio" by Anna Polanski : 例えて言うならばSheryl CrowみたいなベーシックなスタイルのPop Rockで,とても聞きやすい.実はかなり前に買ったのだが,Amazonでお勧めされたのと,発売直後にHMVの某店の店頭でプッシュされていたので買ってみたら,意外と良かったという感じ.

"Beautiful Awakening" by Stacie Orrico : 前作からのシングル曲のようなフックの効きには欠ける.しかし歌唱力も健在だし,まぁ安心して聴ける内容.逆に言えば,2ndアルバムでここまで完成されたスタイルになっちゃってるわけで,今後すぐ飽きられそうな気もしなくもないような…

"Paris Hilton" by Paris Hilton : …まぁこんなもんでしょう.FMなぞでは「意外と良い」という反応もあった(そりゃ「最悪」とは言えんだろうが)ようだが,「プロデューサとか作曲家とかの一流を揃えれば,誰が歌ってもそれなりのクオリティに仕上がる」という典型例としか思えない.たしかにポップ曲のアルバムとして,そこそこの仕上がりになっているのだが,とにかく全体的にパクリっぽさ満載.

"Dying for a Heart" by Kristal Meyers : もう2ndアルバムが出たのかよ,って感じだ.基本的に前作と同じ路線(=Avril Lavigneっぽいロック路線)を継承.アルバム自体は良いのだが…実は,ちょっと前にKrystal MeyersがChristian Rockだということを知って「げっ」と思った.在米時に"Kiss Me"が大ヒットしていた"Sixpence None The Richer"もそうなんだが,普通の顔してクリスチャンの洗脳するのは止めて欲しいよなぁ.

"The Open Door" by Evanescence : Gothic Metalバンドの期待の2作目.ギタリストのMoodyが脱退したので,ヴォーカルのAmy Leeの一人プロジェクト状態だが,音楽的にもそういう方向性.前作よりもAmyの歌が前面に押し出されている.非常に叙情的であり,歌も楽曲も良いのだが,何を目指しているのかよくわからないような気もする.すでに音楽的にはGothic Metalの範疇に入っていないように思えるのだが.特にラストの"Good Enough"は名曲だな.

"A Twist in the Myth" by Blind Guardian : 泣く子も黙るGerman Metalの雄.ええと何枚目のアルバムだろう...Live版とかを外すと8枚目のアルバムの模様.内容は良くも悪くも典型的German Metal(注:最近のGerman Metalの動向は知らないが…)本作からドラマーが変わったらしいが,音楽的には何も変わってない.ただ,過去を振り返ると,3rdアルバムでの楽曲的な飛躍の衝撃は凄かったし,そのスタイルを完成させた4thアルバムの頃がピークだったのかなぁ,という気はする.以前のような高揚を感じなくなってしまったが,これはBlind Guardian側の問題じゃなく,俺が歳を取っただけなんだろうな…よく考えれば,2ndアルバムの輸入版CD(3rdアルバムが出るまでは,ドイツ本国でしかデビューしていなかった)を新宿レコードから通販で買ったあの時から20年近くたってるんだもんなぁ…