誤解なのか?

巷で話題の「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」なる制度,推進派はしきりに「『残業代を支払わないための制度ではないか』というのは誤解だ」とか主張しているが,どこがどう誤っているのか全く指摘せず「誤解を解いていきたい」とかアヤフヤなことしか言わないのはナゼなんだろうなぁ?むしろ,推進派の方が理想に目が眩んで現実を誤解しているような気がするのだが.w

しかも,

労働組合などが「残業代をなくすための制度だ」と主張していることについては「成果を上げても上げなくても勤務時間で給料を払ってほしいという人たちの主張だと思う。


っていうことは,やっぱ「結果的に成果が上がらなかった場合,どんなに超過勤務してても給与はビタ一文たりとも払いたくない」ってことじゃん.だいたい,残業代と賞与を全て給与の一部としてあらかじめ計算に入れないと釣り合わないような給与制度にしたのは経営者側のはずだし,この発言を見る限り,リスクを労働者に一方的に押し付けてるようにしか見えないんだけどなぁ.なんか富士通が大失敗した日本版成果主義と同じような方向性にしか見えないぞ.

ここは思い切って「本音を言えば,使えない人にはどんどん脱落していって欲しいです.どんどんクビ切りたいです.そんな連中がニートになろうが過労死しようが知ったこっちゃありません.皆でもっともっと経済格差を広げましょう.そうすれば日本経済や生活水準の平均値は確実に上がります.ただし分散もメチャメチャ大きくなるけどな(ニヤリ)」って正直に言って,世間の反応を見てみると良いんじゃないかと思うが.

もちろん,ウチの職場は既にホワイトカラー・エグゼンプションと同じような状態だし,個人的には関係無いんだけどね.;-p