名前の問題なのか?

残業代ゼロ法案、名前が悪かった …ええと,これはどういうネタなんだ?「高度専門職年俸制」??「残業代ゼロ法案」の方が分かり易いぞ.しかも,しきりに誤解されていると主張しているわりに,「残業代ゼロ」という点について何も否定しないもんなぁ.「残業代という枠組みは無くなるけど,年俸はメチャメチャ上がりますよ」とかいう話すら出てこないしねぇ…

名前がどうだろうが,名目がどうだろうが,経営側が導入を強固に主張すればするほど「あぁ,要は人件費を削りたいわけね」っていう真意がアカラサマに浮き彫りになるわけで,現状では,もはや一般人を騙して法案を通すのは無理じゃないのかなぁ.こういう悪意に満ちた法案は,「もっと酷い法案と同時に出してドサクサ紛れに通す」や「ヒッソリと気付かれないように通す」か,個人情報保護法みたいに「誰しもが納得するマトモな話を流布しておいて,気付いたら話がすり替わっていて,法案の内容は全然別物に…」みたいなトリッキーなことしない限り,真意がバレるのは当然だと思うんだが.

大体,どんなバカでも気付く事実として,人件費が増すような法案だったら大企業の経営者がわざわざ主張するはずないし.いろいろと言い訳してるけど,やっぱり富士通成果主義と同じ話にしか見えない.日本全体で富士通のように沈んでいくことを目指すのか?んで,首相が「国民が働かないのが悪い」とか言ったり??