道路交通法改正

以前にも書いた話だが,飲酒運転の罰則を強化した道路交通法の改正案が参議院で可決されたらしい.今度は「酒酔い運転の罰則は『5年以下の懲役または100万円以下の罰金』、酒気帯び運転は『3年以下の懲役または50万円以下の罰金』」だそうな.へー.これで事故が減るとは思えないけどねぇ.

だいたい,そこまで「飲酒運転は重罪だ」という御題目を偉そうに掲げるなら,「100万円以下の罰金」とやらで集めた金は,交通遺児生活保護とか交通事故の遺族への補償とかに回すようにすべきだと思うのだが.なぜか,そこで集めた罰金は(一度は国庫に入ってから自治体へ分配するというマネーロンダリングを経て)全額が(警察が100%決定権を持っている)交通設備の整備予算に回されてしまうのよね.で,そこに利権が発生してふがふがとか,警察は犯罪の撲滅より罰金を集めることしか興味が無かったりとか,なぜか1年間で集まった罰金と前もって組んだはずの1年分の予算が異様にピッタリな金額wwwだったりとか,違法駐車の罰金さえ手に入れば違反者への罰則なんてどうでも良いということを公言したりとか,無茶苦茶な状況になっているわけだが.まず,こういう腐った現状こそが改正されてしかるべきだと思うぞ.