フィクサー

"フィクサー"(原題:"Michael Clayton").映画としてどこも悪く無いと思うのだが,何か一味足りないような気がする.おそらく,主人公のMichael Claytonが「法律事務所の汚れ仕事をしている」という設定でありながら,そういう汚れ仕事の様子が一切描かれないままストーリーが進行していくため,いまいちピンと来ないあたりとか,カーナビの壊れた車から降りるシーンが(前フリとかが無いため)唐突すぎて,何のために車を降りたのか全く理解できないあたりとかだろうか.そう考えると若干のツメの甘さがあるのかな.