なるほど…

公的資金で再生中のAIGが巨額のボーナスで非難されている件.

もちろん理不尽な話ではあるものの,「契約で決まっていることなので,会社としては拒否できない(つまり,貰った連中が個人で自主的に返納するしか道が無い)」というAIG側の主張も一応理解はできる.要は,こんな状況でもボーナスを支払わざるを得ないような契約自体に問題があるわけだが.

で,日本時間の昨晩の時点では,米国政府も「法的には止めることはできない(無理に止めると,訴訟を起こされる→おそらく負ける)」という結論になってたはずなのだが,今朝までの間に「90%超の税率を課して回収する」なる案が浮上したらしい.なるほど…そういう「特定の連中を税金で狙い撃ち」ってのは思いつかなかった.でも,これって考え方によっては危険な方針だし,税の原則として,どうなのかなぁ.と思って再度読むと,上記の税金回収案はやっぱり民主党の主張らしい.

しかし,今回はさすがの共和党も怒ってるのが笑える.いやいや,君たちは「こういうときには自主返納するよね,普通.だから規制なんてしなくていいよね」っていうスタンスだったわけで,明らかに君たちの思想は間違ってたのだよ.