クソ映画と予告編の嘘について

俺はナニゲに映画を見てる方だと思うんだけど(今年に入って15本くらい見たかな?)、今日も映画を見てきた。映画のタイトルは「フォーガットン」。久々に紛れもないクソ映画を見た気がする。

http://www.forgotten.jp

昨年の夏に全米でダークホースな大ヒットになった作品で、その時から楽しみにしていた映画だった。でも、実はかなり前に「真面目に見てるとバカを見る」という噂は目にしていたので、覚悟の上で見に行ったのであった。なので、ある程度オチは予想してた(ちなみに予想通りだった)し、俺は笑いを堪えながら見てた。そんな俺でも、あの終わり方は無いと思うぞ!!!エンドロールが流れ始めた瞬間の周囲(カップルだらけで、深夜のレイトショーにも関わらず激しく混んでた)の「えっ?あれっ?そ、そんな終わり方って許されるわけ??」という困惑の空気が全てを物語っているな。レベル的には夢オチと変わらないっつーか。
ついでに書くと、最近は「バタフライ・エフェクト」「ミリオンダラー・ベイビー」にも感じたことで、予告編で見せてる内容は映画の内容や主題を反映したものにして欲しいというか、そうじゃないと詐欺だよね。俺は「ミリオン...」も、ある程度の展開を知った上で見に行ったのでビックリはしなかったけど、「女子ボクサーのサクセスストーリー」「老トレーナーと女子ボクサーの心の交流」みたいなのを期待してると、激しくショックを受けること請け合い。というか、周囲の客はそういう困惑の空気だった。「バタフライ...」は「感動のラブストーリー」みたく宣伝してたけど、ストーリーの根幹が愛情のための行動で進んでいくストーリーというだけで、どちらかというとサスペンスとかホラーっぽい要素が強い気がする。最後だけは感動したけどね。

まぁ「ミリオン...」や「バタフライ...」の場合、それでも映画の出来が良かったから、まだいいよ。「フォーガットン」の場合、『X-Menを見に行ったつもりが、和製戦隊ヒーローモノだった』みたいな気分。つまり、内容のレベル的に騙されたって感じ。「ミリオン...」は『SF映画を見に行ったつもりが、宗教映画だった』みたいな感じかな。いや、別に「バトルフィールド・アース」は見てないから知らないけどね。ジャンルが違うというだけの例えだから、『スター・ウォーズを見に行ったつもりがイウォーク・アドベンチャーだった』とか『マトリックス見に行ったら酔拳だった』とか何でもいいんだけど。「ミリオン...」は最初からそういうジャンルの映画として見てもそこそこ良い映画だとは思うけど、冷静に考えると真の主題からは変化球で逃げた邪道な映画だよね。数ヶ月前に直球勝負の良い映画を見たばっかりだし。まぁ俺は原作を知らないし、原作からはかなり改変されたらしいから、原作者にとって本当にアレが主題なのかも謎だけど。

あ、急に思い出したから書くけど、「ミリオン...」の出口で俺の後から出てきたカップルの男、激しく映画を知らないくせにチョー知ったかぶりして話してて、よっぽどツッコんでやろうかと思った。「今回のバットマンの役者、前と違うみたいだね?」「うん。今回は、たしか...マイケル・ケインだね」.......えっと....あなた今そこのポスター見ながらテキトーに知ってる名前を言ったでしょ?っていうか、多分クリスチャン・ベールを知らないでしょ?このネタのインパクトが強すぎて他のネタを全て忘れたけど、男の低レベル(+若干の誤りを交えつつ)トークに俺様はずっと釘付けでしたよ!映画好きを装ってたけど、実は地上波で放送された映画くらいしか見てないでしょ?その横で「わー、***さんって物知りですねー。私、映画詳しくないんですよー。***さん、すごーい」みたいな反応してた女!ホントにそう思ってんの?!

映画ネタということで、このニュースへのリンクで締めとする。今更そんなトホホ感満載な続編作らないでくれ....

http://www.flix.co.jp/v2/news/N0006555.shtml