ホリエモン逮捕

…の報道について。ホリエモンがああいう扱いを受けるのは自業自得(だって売名のために色んな企業に喧嘩売りまくってたからねぇ)だと思うが、それとは別の次元で、やっぱり国内の報道機関って全て腐ってるなぁと実感(今回の報道、NHKだけはマシらしいが…)。この前の列車転覆事故でも、突風が原因だったということがほぼ明らかなのに、無理矢理にでもJRを悪者に仕立て上げようと必死に努力してたし。特に今回はヌクヌクとしたTV放送業界(電波を独占して何の競争も無く安穏としている業界)に踏み込もうとしたホリエモンだけに「TV局必死だな(ワラ」みたいな状況にしか見えない。報道機関が何かトラブルを起こすと毎回「客観性のある報道に努めます」とか言うし、個人情報保護法とかも「報道メディアには規制しないで欲しい」とか主張するけど、客観性なんてカケラも無いじゃん。悪意の塊だね。年末に忘年会で盛り上がるのが、そんなに変なことなのか?

ちなみに、ライブドアの忘年会の乱痴気騒ぎについては、「探偵ファイル」というweb siteが最初に報じて、TV局が乗っかって放送しまくったらしいのだが…その「探偵ファイル」、ジャニーズの未成年者の飲酒問題でフジTVのアナウンサーが槍玉に挙げられてた時期に、フジTVがドラマ「ウォーター・ボーイズ2」の打ち上げに六本木のクラブで開催したパーティーで未成年者が酔っ払いまくり、しまいには全裸で踊ってたらしい、なーんて話も報じていたのだが、既存メディアはそっちの話題は無視するらしい。

どこかで見た報道では「ライブドア・ニュースでは、ホリエモンの逮捕劇も淡々と報道されている」とか驚いたようなニュアンスで書かれているが、それって報道機関としては当然のことじゃないのか?まぁ、既存の新聞とかTV局は、自社に都合の悪い事件については一切報道しなかったりするから、そういう人達からすれば驚きなのかもしれないが、自社の都合に左右される時点で客観的な報道じゃないよね。

本当かどうかは知らないが、ネットで出ていた専門家の話では、現時点で「違法」と断言するのは極めて難しい、あるいはほとんど不可能らしい。もちろん清廉潔白でないことは明らかなわけだが、個々には厳密に法を犯していると断言できる行為は(現時点で明らかになっているものでは)1つも無いらしく、複数のコンビネーションで「違法」と言えるかどうかという解釈の問題だそうな。そもそも、あそこまで大きな会社になってりゃ、当然そういうリスクの計算はしてたはずだろう。すでに報道では完全に「違法行為だった」と断定されてるが、それって「風説の流布」じゃないのだろうか?そういう風説(笑)に流されて株価は急降下してる。っていうか、もはや再起不能にしか見えない。さて、裁判でどういう結果になることやら…


「日本ではベンチャーは育たない」というのが俺の持論だが、今回の件でもそれを痛感した。急成長の会社をこんなに毛嫌いする国でベンチャーなんて育つはずが無いな。