小切手

以前に書いた…つもりだったが,検索してみたら書いてなかったみたいだ.

俺が'99の7月末に帰国した際,現地で車を売却した代金などが銀行口座に入っていたのだが,それらの金って元を辿れば'98の渡米時以降の仕送りだったわけだ.というわけで,主にドルを購入した時期は(アジア通貨危機の影響で)1ドル=140円くらいの円安だった.それが帰国のタイミングでは1ドル=110円くらいの(前後の時期で見ると)かなりの円高になってて,両替するのがバカバカしいので(俺は円安に変動すると予想してた),そのまま現地の口座を残してきた.一応,銀行で「日本の住所になっても大丈夫か?」と聞いたら,「大丈夫だ」と言われたのだが…

'01年に学会で訪米した際,銀行のカードを使おうとしたら使えなかった.San Jose→LA→NYという旅程の最初の10分で「金が全然無い」という現実にメチャ焦ったものの,クレジットカードと(おそらく'97ごろに買ったまま)スーツケースに入っていたTCで何とかしのいだ.帰国後に問い合わせたら「カードは半年くらい使わないと無効になる.使うなら新しいのを送るけど?」という話だった.

で,たしか'05年の初頭に,夏の学会に備えてカードを取り寄せようとしたら,「あれ?なんか口座が閉じられてるけど?」という信じられない反応が!で,散々苦労して問い合わせたのだが,

「どうした?」
「かくかくしかじかで,口座が閉じられてるらしいんだけど」
「おぉそうか.そりゃ大変だな.それじゃ,何で口座が閉じられたのか原因がわかったら,また電話してくれ.bye」
「おい!待て,待て!!!それを調べるために電話してるんだっつーの!!!」
「…ちっ(というような反応),じゃ,***って奴に電話を回すから,そっちで聞いてくれ」

という,極力仕事をサボろうとするバカ社員のタライ回し攻撃(米国だとありがちなパターンだが,まぁそれでも腹は立つ)を喰らいつつ,なんとかラスボスまで到達した.こういう時,なぜかラスボスだけはマトモで,「お手数をかけて申し訳ありません」みたいな反応なんだよね.最終的に「約5年間ほど出し入れが無いと,とりあえず口座を閉じて州が召し上げる」という事実が発覚. . . . そういうことは最初に言えよ.*1んで,ラスボスの指示に従って州に問い合わせて,「これこれの書類を送れ」という指示に従い,…なぜか何の返事も無く完全放置され…半年以上待ってから,催促のメールを1週おきに送り,みたいな苦労を経て,先日,やっと口座にあった金を取り戻すことができた.…のを,抜歯のついでに実家でゲットしてきた.

当然,ゲットしたのは米ドルの小切手だ.とりあえず今週末の時点で1ドル=117円らしいので,帰国時に替えなかったのは正解だった.さて,どうするべきか.やっぱりシティバンク銀行の外貨預金にしといて,ドルのまま遣うのが無難なんだろうか?

*1:まぁ契約書とかに書かれてたんだろうし,後でわかったのだが,実家にはちゃんと警告の文書が郵送されていて,うちの親が見てなかっただけだったのだが… 通常の課税の通知とかが来るたびに辞書片手に中途半端に翻訳して「何だか知らんが,これってマズいんじゃないか?」とビクビクしてたくせに,肝心の「口座閉めまっせ」ってデカデカと書かれてる文書はスルーかよ!っていう…