東京ミッドタウン

某展示を見に東京ミッドタウンへ.その某展示を開催してるスペースにしても,中に入っている店舗群にしても,「東京のデザインの中心地に」という崇高なコンセプトは理解できるし,今後もがんばって欲しいと思う.しかし,単に観光気分で来てるミーハーな客層には全然合っていないような気が…

例えばオレが見に行った某展示.明らかに何の興味も無くフラフラと暇つぶしに見に来た客が大半だった.興味も無いくせに,展示物の前で長いこと雑談をしている邪魔な連中を見て「展示物に興味が無いなら,とっとと場所を空けろ!」と何度も思った.店舗の方は,どの店も客が大入りで賑わっているのだが,ほぼ100%の客が明らかに最初から買う気ゼロの冷やかしで,それにもかかわらず商品をベタベタと触りまくっている.あれだけの混雑にもかかわらず,雑貨・家具エリアを見て周っていた間にレジで支払いしてる客はたった1度しか見なかった.きっと店員も内心で「買う気も無いくせに,うぜぇ連中だ」とか思ってるんだろうなぁ.

例えば,それなりに高級な家具と思わしき店でも(明らかに購買層とはかけ離れたレベルの客が)片っ端からソファに腰掛けて休憩してる.というように,全般的に来てる客層が各店の高級感を貶めているような印象.あと意外だったのが,家族連れで来ている客が多かったこと.GWってこともあるだろうし,子供連れが即悪いとまでは言わないが,買う気も無いくせに高級店を子連れでブラブラしてる一家を見ると「…」という気になってしまう.これじゃ本来のターゲットである富裕層が来る気が失せるんじゃないかと,他人事ながら心配だ.

ま,きっと「買い物エリア」としてみるから違和感があるので,「観光地」としてみないといけないんだろう.写真撮ってる人も沢山いたし.なお,オレが周ったエリアにあった飲食店(=お手ごろ価格の店っぽい)はそれなりに賑わっているように見えたのだが,帰る間際に外から見えたテラス席(=たしか高級店だったはず)はガラガラだった.うーむ…やっぱそんなもんか.

そういえば,六本木駅には六本木ヒルズの広告が出ていたが,ミッドタウンのオープン後って,どんな感じになってるのだろう.今だと,あっちの方が落ち着いて食事できるんじゃなかろうか?