空港外資規制

なんか空港の運営会社の外資規制の議論が進んでいるそうな.で,なんか「外資に反対する国交省は,天下りが目的に違いない」「むしろ海外からの投資を呼び込むべきだ」とか主張してる連中がいるらしい.たしかに国交省の本音はそこなのかもしれないが,「国交省天下り先を無くすためには,日本の安全保障は犠牲にしても良い」なんてバカな論理はあり得ないだろ.政治家って連中はホントにカスばっかだな.自分の実績さえ残せれば国の安全はどうなっても良いのかよ.

なんでもかんでも「自由化」「規制緩和」「市場主導」と念仏のように唱える米国ですら,空港の運営は政府主体だし,昨年あたりに東海岸の港の管理会社が外資ファンドに買収されかかった時,そのファンドの正体が中東資本が中心らしい(=「ビン・ラディンの親戚」みたいなレベルで,「アルカイダと全く繋がりが無い」と断言できない資本が入っている)ということが発覚して大騒ぎになって,最終的に(ファンド自体はテロリストと無関係な上,法的には問題無いにも関わらず)買収を認可しないという話まで出ていたのだがなぁ.(結果的にはファンド側の自主的な断念という形になったはずだが,そこに追い込まれるくらい非難が集中していた)その際,米国では「そもそも規制が無い方がおかしい」「政府は何やってるんだ」とまで言われていたのに,どうも日本の一部の政治家連中は(さすがに北朝鮮はあり得ないと思うが)中東とか中国とかロシアとかが日本の空港を所有しても一向に構わないらしい.

「滑走路は政府所有で,運営会社はターミナルビルだけの管轄だからセキュリティには影響しない」とか言ってるバカもいるらしいが,将来的にターミナルビル側にセキュリティ装置なんかを導入しようとしても導入できなくなる事態も,全然構わないのかね?あるいは滑走路だけで将来も含めてテロ対策は万全だと断言できるのかね?

平和ボケしたバカ政治家ばっかの日本,テロリストは狙い放題だよなぁ.物事を論理的に考えられないバカは,とっとと政治家をやめてくれよ…ホントに迷惑な話だ…