金の亡者だな…

昨晩,久しぶり(10年ぶりくらい?)に駐禁を切られた.車なんか全然通らない裏通りで,夜11時頃にスーパーで10分くらい買い物してた間に切られたのだが,戻ったらレッカー移動しようとしていやがった.(レッカー作業にとりかかる瞬間だったが,ギリギリ手を付ける直前だったため,とりあえずレッカー移動は免れた)

つまり,たった10分の間にパトカーがやってきて急いでレッカー業者を呼んだか,あるいは最初からレッカー業者と一緒に来たってことだろう.しかも免許証の確認すらせずに,「そのうち罰金のお知らせが郵送されるから払ってね」だそうな.

本来の法律では「免許証を確認され,点数が付いて,罰金も払わされる」という手続きであり,その罰を受けるのは駐車した本人なわけだ.しかし,それを理由に「オレの車だけど,あの日に乗ってたかどうかは覚えてないんだよね.誰かに貸してたかも」と言い張って罰を逃れるやつが多い(立件するためには警察側がそれを証明する必要がある)ため,法律を改正して「運転者が不明な場合は,代わりに車の所有者が罰金を支払う義務がある(罰金を払わないと,次の車検が通らない)」という制度になったのが数年前.

この新制度で「所有者」として罰金を払う場合は,免許の方には点数がつかないという抜け道がある.実際,この制度になってから,罰金の支払い率は劇的に上がったものの,点数の罰則は激減している.しかし警察は「罰金という罰を受けているのだから,それでいいのだ」だそうな.やっぱり警察もお金さえもらえれば文句言わないわけね.…と以前から思っていたのだが,本人を目の前にしても免許証の確認すらしないとは,本当に「お客様から罰金さえいただければ構いませんよ」ってことなんだね.

で,今日は久しぶりにネズミ捕りや取締りをやってるのを見かけたのだが,昨晩の異常な速攻でのレッカー移動といい,なぜ急に熱心に取り締まり始めたのだろうか?何かの安全週間とかなのか,それとも今月のノルマ達成が厳しそうな情勢なのか…